「右四間飛車を始めてみたいけれど、どの本を選べばいいの?」
「右四間飛車だけで色々な戦法に対応できるようになりたい。」
そんな方におすすめしたいのが、将棋実況そらさん著『右四間飛車なら何でもできる』です。
本書は、対四間飛車だけでなく、三間飛車・向かい飛車・中飛車・雁木・矢倉・角換わりまで幅広く解説されており、右四間飛車一本で戦いたい人にぴったりの内容になっています。
私も実際に本書を読んで右四間飛車を指してみましたが、本に書かれている形になることが多く、特に苦手だった対中飛車では以前より勝てるようになったと感じています。
この記事では、実際に読んだ感想を交えながら、「買う価値がある本なのか」をレビューします。
本の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 右四間飛車なら何でもできる |
| 著者 | 将棋実況そら |
| 発売 | 2025年 |
| ページ数 | 256ページ |
| 対象 | 級位者~初段程度 |
本書では、次のような戦法への右四間飛車の指し方が解説されています。
- 対四間飛車
- 対三間飛車
- 対向かい飛車
- 対中飛車
- 対雁木
- 対矢倉
- 角換わり
右四間飛車の本は振り飛車対策だけを扱うものもありますが、本書は居飛車への対応まで掲載されているのが特徴です。
右四間飛車とは?
右四間飛車は、居飛車側が右銀を積極的に前へ進め、主導権を握って攻めることを目指す戦法です。
細かい変化をすべて暗記するというより、「この形になったらこう攻める」という基本方針を覚えて指しやすい戦法なので、攻める将棋が好きな人には特に向いています。
私自身も、「細かい定跡を覚えるより、終盤力を生かして勝ちたい」というタイプなので、右四間飛車は非常に相性が良いと感じています。
実際に読んだ感想
この本を読んいて最も良かったと感じたのは、相手の戦法ごとの攻め方が非常に分かりやすく整理されていることです。
実際に本書を読んだ後に右四間飛車を指してみると、
- 四間飛車
- 三間飛車
- 向かい飛車
- 中飛車
では、本に書かれている局面になることが多く、そのまま参考にできる場面が何度もありました。
特に印象に残ったのが対中飛車です。
私は以前から中飛車を相手にするのが苦手でしたが、本書を読んで考え方を学んでからは、以前より勝率が上がったと感じています。
本で学んだ内容が実戦ですぐ役立つという点は、この本の大きな魅力だと思いました。
一方で、矢倉や雁木については、まだ十分に使いこなせているとは言えません。
攻めを開始する前に歩を突き捨てるべきかどうかなど、実戦では判断に迷う場面もあります。ただ、内容を理解できれば十分武器になると感じています。
良かった点
幅広い戦法に対応している
この本最大の魅力は、一冊で様々な戦法への対応を学べることです。
振り飛車だけではなく、矢倉や雁木、角換わりまで扱っているため、「別の本を何冊も買わなければならない」ということがありません。
右四間飛車をメイン戦法にしたい人にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い一冊です。
実戦で本の内容がそのまま出やすい
将棋の本の中には、「内容は勉強になるけれど実戦ではなかなか出てこない」と感じるものもあります。
しかし本書では、実際の対局で本に載っている形になることが多く、学んだ内容をすぐ試すことができました。
勉強した成果を実感しやすい本だと思います。
攻め筋が分かりやすい
細かい定跡暗記ではなく、「この形ならこう攻める」という考え方が中心なので、級位者でも理解しやすい内容です。
終盤力に自信がある人なら、特に相性が良いでしょう。
気になった点
唯一気になったのは角換わり編です。
最近は右玉を採用する相手も少なくありませんが、本書では右玉への対策は扱われていません。
そのため、角換わりをメインに指す人は別途対策を勉強する必要があるかもしれません。
他の棋書との比較
私がレビューした「四間飛車を指しこなす本」シリーズと比較すると、特徴はかなり異なります。
| 右四間飛車なら何でもできる | 四間飛車を指しこなす本シリーズ |
|---|---|
| 攻め主体 | 受け主体 |
| 積極的に攻められる | 受けて反撃する展開も多い |
| 覚える量は比較的少ない | 定跡量はやや多い |
| 攻め好き向け | じっくり指したい人向け |
私は四間飛車も好きな戦法ですが、級位者のうちは自分から攻められる右四間飛車の方が勝ちやすいと感じる場面も多くあります。
- 四間飛車を指しこなす本① レビュー|2000年発売でも今読める?初心者におすすめできる一冊
- 四間飛車を指しこなす本② レビュー|穴熊対策を学ぶなら今でもおすすめの一冊
- 四間飛車を指しこなす本③ レビュー|藤井システム応用と対美濃囲いを学ぶなら今でもおすすめ
初段を目指す人にもおすすめ?
私は、級位者が初段を目指すなら右四間飛車は非常に有力な選択肢だと思っています。
理由は、自分から攻める展開になりやすく、勝ち筋が分かりやすいからです。
四間飛車は受ける場面も多く、ある程度定跡を知っていないと苦しくなる局面があります。
一方、右四間飛車は攻めの方針が比較的明確なので、「細かい定跡は最低限にして、終盤力で勝ちたい」という人には非常に向いています。
私自身も、初段を目指す人には攻める将棋を身につけることをおすすめしています。
Amazonレビューも高評価
Amazonのレビューでも、
- 幅広い戦型を一冊で学べる
- 解説が分かりやすい
- 初心者でも読みやすい
といった点が評価されています。
私自身も、「本で学んだ内容がそのまま実戦に出てくることが多い」という点は特に満足しています。
この本を読むコツ
最初は対四間飛車から読むことをおすすめします。
対四間飛車を基準にすると、
「他の戦法では何が違うのか」
を比較しながら読めるため、理解しやすくなります。
こんな人におすすめ
この本は次のような人におすすめです。
- 攻める将棋が好き
- 右四間飛車をメイン戦法にしたい
- 細かい定跡暗記は苦手
- 初段を目指している
- 一冊で様々な戦法への対応を学びたい
逆に、
- 受け将棋が好き
- 四間飛車をメインに指したい
- 細かい定跡研究を楽しみたい
という人は、「四間飛車を指しこなす本」シリーズの方が向いているかもしれません。
総合評価
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 初心者向け | ★★★★★ |
| 実戦で役立つ度 | ★★★★★ |
| 定跡の詳しさ | ★★★★☆ |
| おすすめ度 | ★★★★★ |
まとめ|攻め好きなら買って後悔しない一冊
『右四間飛車なら何でもできる』は、右四間飛車をメイン戦法にしたい人にとって非常に完成度の高い一冊でした。
特に、対四間飛車・対三間飛車・対向かい飛車・対中飛車では、本に載っている形になることが多く、実戦でそのまま役立つ場面を何度も経験しました。
また、私自身が苦手だった対中飛車でも以前より勝率が上がったと感じており、本書の効果を実感しています。
攻める将棋が好きな方や、初段を目指して右四間飛車を武器にしたい方には、自信を持っておすすめできる一冊です。

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