『羽生の法則1 歩・金銀の手筋』レビュー|初段を目指すなら最初に読みたい手筋本

本の概要

『羽生の法則1 歩・金銀の手筋』は、歩・金・銀に関する基本的な手筋を体系的に学べる棋書です。

  • ページ数:448ページ
  • 発売:2011年
  • 対象:級位者~初段を目指す人

収録されている手筋は全部で212題ほどあり、攻めの手筋と受けの手筋に分かれています。

歩・金・銀という実戦で最も使用頻度の高い駒に絞って解説されているため、将棋を始めて駒の動かし方を覚えた方が次に読む一冊としてもおすすめです。


実際に読んだ感想

本書では、歩・金・銀に関する基本的な手筋が数多く紹介されています。

特に印象に残ったのは歩の手筋です。

本書を読んでからは、

「まず歩を叩いて相手の陣形を乱せないか」

ということを自然に考えるようになりました。

本に載っている局面がそのまま実戦で現れるわけではありません。

しかし、この考え方を身につけたことで、実戦でも歩の手筋を意識するようになり、何度も役立ちました。

一つのテーマは2ページ程度にまとまっているため、隙間時間でも読み進めやすいのも魅力です。

私は二段になってから本書を読み返しましたが、

「初段を目指していた頃に読んでおけば、もっと早く身についたかもしれない」

と思える内容でした。


良かった点

歩・金・銀の手筋を体系的に学べる

歩・金・銀は実戦で最もよく使う駒です。

その基本手筋を一冊でまとめて学べる棋書は多くありません。

特に歩の使い方は、攻めでも受けでも重要になるため、本書で学ぶ価値は非常に高いと感じました。


初級者でも取り組みやすい

問題は基本的なものから始まるため、将棋を始めたばかりの方でも取り組めます。

もちろん簡単な問題ばかりではありません。

「少し考えれば分かるけれど、一瞬では思いつかない」

という問題も多くあります。

しかし、実戦ではその「一瞬で思いつく」ことが重要なので、繰り返し読む価値があります。


歩・金・銀についてはこの一冊で十分

歩・金・銀の基本手筋については、この一冊で十分と言っても過言ではありません。

実戦でよく出てくる形が数多く紹介されており、基礎を固めるには最適な一冊です。


気になった点

特に大きな不満はありません。

強いて挙げるなら、収録されている手筋が多いため、一度読んだだけでは覚えきれません。

何度も繰り返し読み、

「この局面ならこの手筋」

というレベルまで定着させることが大切だと思います。


他の本との比較

『将棋・ひと目の手筋』との違い

『将棋・ひと目の手筋』は、歩・金・銀だけでなく、飛車・角・桂馬・香車・囲い崩し・受け・必至など、将棋全体の手筋を幅広く学べる一冊です。

一方、『羽生の法則1 歩・金銀の手筋』は、歩・金・銀という最も使用頻度の高い駒に絞って詳しく解説されています。

まずは『将棋・ひと目の手筋』で将棋全体の基礎を学び、さらに歩・金・銀の手筋を深く身につけたい人には本書がおすすめです。

→『将棋・ひと目の手筋』の詳しいレビューはこちら


『寄せの手筋200』との違い

『寄せの手筋200』は、終盤の寄せや必至を重点的に学ぶ本です。

一方、本書では序盤・中盤・終盤を通して役立つ歩・金・銀の基本手筋を学べます。

終盤だけでなく、将棋全体の基礎力を高めたい方には、本書の方がおすすめです。

→『寄せの手筋200』の詳しいレビューはこちら


どんな人におすすめ?

本書は、

  • 将棋を始めて駒の動かし方を覚えた人
  • 基本的な手筋を学びたい人
  • 初段を目指している人

に特におすすめです。

歩・金・銀は実戦で使う機会が非常に多いため、ここで学んだ内容は将棋の様々な場面で役立ちます。


この本で学んだこと

本書を通して、歩・金・銀に関する基本手筋を体系的に学ぶことができました。

特に、

「まず歩で相手の形を乱せないか」

という考え方は、実戦でも常に意識するようになりました。

本書の内容がそのまま現れるわけではありませんが、この発想を持つことで攻めの幅が広がったと感じています。


この本を読むコツ

私は2〜3周読みました。

一度読んだだけでは覚えきれないため、

何度も繰り返し読み、

「ひと目見た瞬間に手筋が浮かぶ」

くらいまで定着させるのがおすすめです。

また、実戦で似た局面が出てきたら読み返す、という使い方も効果的でした。


評価

項目評価
わかりやすさ★★★★★
おすすめ度★★★★★
実戦での役立ち度★★★★★
初級者向け★★★★★
初段おすすめ度★★★★★

結局買うべき?

初級者には自信を持っておすすめできる一冊です。

私は二段になってから本書を読みましたが、

「もっと早く読んでおけばよかった」

と感じました。

歩・金・銀は実戦で最も使う駒です。

その基本手筋を体系的に学べる本は多くありません。

初段を目指す方であれば、本書で学んだ内容は必ず役に立つはずです。


初段を目指す方にはこちらの記事もおすすめ

私は初段になるまで、戦法だけでなく手筋や終盤力など、戦法に依存しない基礎力を重視して勉強しました。

実際に取り組んだ勉強法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

→『将棋で初段になるために私がやったこと・やらなかったこと』はこちら

将棋初心者におすすめの手筋本5選|初段を目指す私が実際に読んで比較

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