3手詰を終えたらすぐ5手詰に進むべき?実体験からおすすめの勉強順を解説

3手詰ハンドブックを一冊やり終えたら、

「次は5手詰ハンドブックに進もう」

と考える人は多いのではないでしょうか。

私も同じように考え、3手詰ハンドブックを終えたあとすぐに5手詰ハンドブックへ挑戦しました。

しかし、結果は挫折でした。

もちろん、まったく解けなかったわけではありません。時間をかければ解ける問題も多かったのですが、実戦で使えるレベルの速さでは読めなかったのです。

その後、「寄せの手筋200」で終盤の基本を学んでから5手詰に戻ると、以前よりも考えやすくなりました。

この記事では、私自身の失敗談をもとに、初段を目指す人におすすめしたい詰将棋の勉強順を紹介します。


結論:3手詰の次は5手詰ではなく「寄せの手筋」をおすすめする

結論から言うと、私がおすすめする勉強順は次の順番です。

  1. 3手詰ハンドブック
  2. 寄せの手筋200
  3. 5手詰ハンドブック

もちろん、人によっては3手詰からそのまま5手詰へ進める場合もあります。

しかし、私のように初段を目指しているレベルなら、一度寄せの基本を学んでから5手詰へ進んだ方が効率的だと感じました。


私が5手詰で挫折した理由

時間をかければ解ける。でも実戦では使えなかった

5手詰というと、「難しすぎて全然解けない」というイメージを持つ人もいるかもしれません。

私の場合は少し違いました。

問題自体は、5分ほど考えれば解けるものも少なくありませんでした。

しかし、それでは実戦では意味がありません。

例えば将棋ウォーズ10分切れ負けで、5手読むたびに5分使っていたら、持ち時間10分では10手ほどしか指せない計算になります。

一方、将棋は一般的に1局110~130手ほどで終わります。

自分が指すのはその半分なので、約55~65手です。

つまり実戦では、1手ごとに何分も考えている余裕はありません。

5手詰で必要なのは「時間をかければ解ける力」ではなく、「短時間で正しい筋を見つける力」なのだと実感しました。


邪魔駒を除去する発想が思い浮かばなかった

私が特に苦戦したのは、邪魔駒を除去する問題です。

例えば、自分の駒をあえて成り捨てたり、ただ捨てしたりして盤上から消し、その空いたマスに持ち駒の金を打って詰ませるような問題です。

今なら「なるほど」と思えますが、当時はこの発想がまったく浮かびませんでした。

実戦では、自分の駒を何の見返りもなく捨てる場面はそれほど多くありません。

そのため、「まず自分の駒を消してスペースを作る」という考え方自体が頭になく、候補手にすら挙がらなかったのです。

読みの力だけでなく、詰将棋特有の発想にも慣れていないことを痛感しました。


「寄せの手筋200」を読むと考え方が変わった

5手詰で挫折したあと、私は「寄せの手筋200」を読むことにしました。

すると、すぐに5手詰が簡単になったわけではありませんが、以前より考えやすくなったと感じました。

例えば、

  • 頭金
  • 腹銀
  • 一間竜
  • 金はとどめに残せ

といった典型的な寄せの形を知ることで、

「この局面ならこの手筋がありそうだ」

と、有力な候補手を思い浮かべられる場面が増えました。

以前は一から候補手を探していましたが、寄せの手筋を学んでからは「まずこの筋を読んでみよう」と考えられるようになったのです。

その結果、読み始めるまでの時間が短くなり、5手詰への苦手意識も少しずつ減っていきました。


初段を目指す人におすすめの勉強順

私が実際に勉強してみて、おすすめしたい順番は次の通りです。

順番教材目的
3手詰ハンドブック詰みの基本を覚える
寄せの手筋200終盤の典型手筋を覚える
5手詰ハンドブック読みの力を伸ばす

この順番なら、5手詰で挫折する可能性を減らしながら、実戦で役立つ終盤力も身につけられると思います。


こんな人ならすぐ5手詰へ進んでもよい

もちろん、全員が寄せの手筋を挟む必要はありません。

例えば、

  • 3手詰をほぼ瞬時に解ける
  • 将棋ウォーズ初段に近い棋力がある
  • 終盤で困ることが少ない

という人なら、そのまま5手詰へ進んでも十分対応できるでしょう。

この記事は、私のように

「3手詰は終わったけれど、5手詰が思った以上に難しい」

と感じた人向けの勉強法です。


まとめ

私は3手詰を終えたあと、すぐに5手詰へ進みました。

しかし、時間をかければ解けるものの、実戦で使える速さでは読めず、途中で挫折してしまいました。

また、邪魔駒を除去するような詰将棋特有の発想にも慣れておらず、「読みの力」だけでは解決できない壁があることも実感しました。

その後、「寄せの手筋200」で終盤の基本を学ぶと、典型的な寄せの形をひらめく場面が増え、5手詰にも以前より取り組みやすくなりました。

その経験から、私がおすすめしたい勉強順は、

3手詰ハンドブック → 寄せの手筋200 → 5手詰ハンドブック

です。

もし今、「3手詰は終わったけれど、次は何を勉強すればいいのだろう」と迷っているなら、一度寄せの手筋を学んでから5手詰へ進んでみてください。

遠回りに見えるかもしれませんが、結果的には初段への近道になると私は感じています。

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